ALT+TAB代替ツールについて
他のALT+TAB代替ツールについて調べてみた。調べたのは以下の四つ。どれも割りとユーザがいそうなもの。
デスクトップの方は今Joeを使っている。どれも一度は試したことがあった。Joeになった理由は消去法。 AltTab++はもっさりしているから、Task Listはノイズが酷いから、TaskMuExはアイコンがつぶれているから、だったような気がする。とにかく、昔基準。
これらのツールが純正ALT+TAB(TaskSwitcher)の動作をできているか調べてみた。結論から言うと、どれも実物と同様の動作はしていない。 ダメな点としては以下のような点だ。Task Listは絞りこみが可能だったり、TaskMuExはコマンドラインオプションで絞りこみ条件が変えられたりするので、一概にこれがいいというのはない。ちなみに cltc (ver.0.6.4(未公開)は TaskMuEx のデフォルトの絞りこみと似た動作と思われる。
- Joe : Winamp が Playlist も列挙される
- AltTab++ : Winamp の本体しか列挙されない
- Task List : 隠しウィンドウも列挙される・Winamp が Playlist も列挙される
- TaskMuEx : Winamp が Playlist のみ列挙される
個別評価
Alt-Tab Extender"Joe"
Joeはとにかくインタフェースが綺麗。機能的にはALT+TABにアイコンサイズ変更機能とマウス操作機能を足した程度のものだが、アイコンの表示も失敗していないし、トレイのアイコンやダイアログもシンプルでわかりやすい。 残念な点としては、大きいアイコンで列挙数が多いときにメニューが伸びすぎて困る点だろう。
AltTab++
AltTab++は表示や動作に細かい設定が可能。設定可能ALT+TABと思ってよい。ただ、そのせいかゴチャゴチャとしている印象も受ける。Joeと並べると特にその印象が強い。シンプルなJoe、多機能のAltTab++。そんな風だ。 以前試したときは遅いと感じたが、今試したところそれほどの遅さは感じられなかった。(デスクトップの方がこのノートより遅いのかも)
Task List
Task Listは上記二つとは異なり、非常駐型。だからと言って起動速度も悪くなく安定している。サブメニューを表示し、最大化最小化などの表示方法の変更できる点も魅力的。問題は表示に関しての設定などがない点と隠しウィンドウを列挙してしまう点。特に問題なのは後者だ。隠しウィンドウを列挙してしまうということはALT+TAB代替ツールとしては致命的だ。ただ、それを補うものとして、表示するメニュー項目のフィルタリングを行うことができる。コマンドラインツールなどで有効に活用できれば、本当に必要な情報だけを取り出すことができると考えられる。cltc にも類似の機能を載せてみたい。
一言
個人的には、Joeが好きです。好き嫌いで決めていいくらいの差異ですかね。何か他にこれはどうですか?なんてのがあれば、教えてください。
*1:厳密にはTaskMuExは常駐型のツールから抜き出して非常駐にしたもの