理想のキーボードについて
HHKを知ってから英語キーボードに興味を持った。色々調べて、自分なりの理想のキーボードについて考えてみた。(以下の文章での日本語キーボードの配置としてあげられているものは現在わたしの使用しているRealforce106をベースとしている)
英語キーボードと日本語キーボードの違いは要は配列の違い。細かくいうと、かな入力を考慮されているか、タイプライタペアリングかロジカルペアリングか、それらによるキーの配置というこの三つだと考えられる。
かな入力については、言葉の通り、かながキートップに印字されていない。しかし、ローマ字入力のわたしにはこれはさほど興味がないことだ。
タイプライタペアリングかロジカルペアリングか。これはShift時とUnShift時のキーのペアのことで、たとえば日本語キーボードなら「2」とペアになるのは「"」で、英語キーボードなら「2」のペアは「@」だ。このように組み合わせの違うキーが多い。これはかなり重要だと思われる。
最後が、キーの配置。日本語キーボードには「半角/全角」「変換」「無変換」「カタカナ・ひらがな」のキーがある。これらやペアリングの関係でキーの配置が異なってくる。一概には言えないが、スペース*1が長くなったり、バックスペースが長くなったり、エンターが近くなったり、右シフトキーが左にずれたりといったものが例としてあげられる。
エンター・バックスペースは、わたしは気にしない。普段からCtrl+M,Ctrl+Hで代用しているからだ。スペースについても慣れているので大差ない。気になるのは右シフト。これが近いと非常に便利だ。
ここで、わたしの理想とするものをあげてみる。
- 近い右シフト(かなの「ろ」の位置)
- 左Ctrlは左手親指で押せる位置に(「無変換」の位置)
- Escはホームポジションの崩れない位置に(「半角/全角」の位置)
- BSの位置に使用するキーは置かない
これらをまとめると、右シフトの位置を変えたいので英語キーボードだが、無変換の位置にキーが必要なので英語キーボードを使用することはできない(日本語キーボードでソフトが使える環境ならばなんとかなる))、Escの位置はHHK的な位置、しかし、HHKのようにBSの位置に使用するキーはおけない。
日本語キーボードでも、英語キーボードでもなく、HHKな配列でもない。日本語キーボードをソフトで変更しなければできない環境、いわゆる「変態配列」 そもそも、親指Ctrlが変態なのだが、Aの横にCtrlを置くと左手小指が痛い。左隅のCtrlは小指の根っこで押せばいいので痛くはないが、なんとも使いづらい。
すべての原因は指の短さ。ソフトかハードでどうにかできるのだからどうにかしたい。さすがに指を買い換えるわけにはいかないだろうから。
- 週刊「鍵盤世界」
- 個人用小型キーボードへの長い道
- けん盤配列にも大いなる関心を
- 鍵人
- 魅惑の鍵盤
- 101 Keyboards
- Nogujyu Keyboard Mania
- Qwerters Clinic
- 猫のキーボードルーム
- 東プレ株式会社(Realforce106)
- 株式会社PFU | Happy Hacking Keyboard (HHK)
*1:この長さの違いから、日本語のものをスペース「キー」・英語のものをスペース「バー」と言ったりする人もいるらしい